古いものが好きです。
といっても、高価な骨董品というわけではありません。
子供のころ自分が使っていたものとか、母の子供時代のものとか、もうちょっと昔のものとか、大体が実家から譲り受けたものたちです。
私の実家は、いまだに信号ひとつないたいへんな田舎町。
代々その地で暮らしてきた家がほとんどです。
わが実家も、江戸時代からのお墓を守っています。
それぐらいの古さだと、ほとんのど家にはあるんです。蔵が。
私のとって蔵は宝の山。
いろんな魅力的な道具が埃をかっぶって眠っています。
実家に帰るたびに、いそいそと蔵をのぞきに行くのです。
<宝探し>と私は言うのですが、いいものを発見してほくそえみながら帰ってくる姿を見て、夫は<盗賊>と言います。イヒヒ。
写真は、5年ほど前に発掘された、アルミのお弁当箱。
私や兄が保育園のお弁当に持っていっていたものです。30年くらい前のものかな。
ピンポンパンのキャラクターって、こんなに怪しかったんですね。
今みたいにラミネート加工のネームシールがないので、名前を刃物で直接彫ってありました。
ああ、なつかしい・・・。
何度も落としたのか、年季が入って形はでこぼこ、表面は傷だらけ。
今は、裁縫道具やスタンプセットを入れています。